Aviator (The Aviator)

Martin Scorsese 監督Leonardo DiCaprio主演の制作費に超お金をかけた話題の作品が今週、水曜日にフランスで封切り。(フランスでは新しい作品の封切りは"水曜日")

この映画自身よりも、映画の主人公であるHoward Hughesがかなり気になりました。
*写真

1905年12月24日にテキサスで生まれる。
1976年4月5日テキサスにて没。
Rupert Hughes(作家・映画人)を伯父に持ち、父親はHughes Tool Companyというテキサスの石油をほとんど牛耳っていた石油関係の会社の創立者。

オヤジさんのとんでもない巨額な財産を相続、自分でも飛行機を操縦する飛行機狂。パイロットして1938年7月10日世界一周記録91時間14分を作っています。この世界一周の際、当時のヒトラー率いるドイツ・ナチ政権下において飛行禁止のドイツ上空を横切り英雄としてアメリカに帰還。その後TWAを買い取ります(1939年)。映画にも興味を持って、何作か制作。当時の売れっ子ハリウッドスター女優の数々とも親密な関係に。

問題はその後・・・1968年から他界するまで子供の頃からの"ばい菌恐怖症"がひどくなり人を避け、握手する事さえ拒んだそう。超人間嫌い特に黒人を排他する傾向は昔から強く、黒人が一切出演しないTVを見るためにテレビ局まで買収!!ヒットラーを思い出させました。

先日、アウシュビッツ解放60周年式典が雪の降る中、厳かに催されましたが虐殺されたユダヤ人は600万人以上(全虐殺者の9割)、その他、黒人もヒットラーにとってはユダヤ人と家畜の間に位置する存在だったそうで、この人類にとっての『大きな恥』が起きる40年前の1904年、既にアフリカに駐屯していたドイツ軍はドイツ人と接触のあった黒人女性、生まれてきた子供達に不妊処置を施していたそうです。("les noirs dans les camps de concentration"... Serge Bilé)そしてアウシュビッツ強制収容所のガス室の原型はこの当時既にアフリカにて作られていたそうですが、世界はほとんど知らないまま沈黙だったそう。

この1週間、強制収容所から生還した人々の証言をいくつか観ましたが・・・

「行き先を知らされないまま、4日間も家畜のように水も食事も与えられないまま家畜運搬用の貨物列車に押し込まれ、体の弱い人や老人は貨物車の中で生き絶え・・・突然、汽車が止まって下りたら、右と左に列を作らされ・・・私は何がどうなっているのかわからないまま必死に右の列に行ったの。左の列の先の建物の煙突から煙が出ていたわ・・・・」
何も罪を犯していない、ただユダヤ人の子供として生まれた女性の証言でした。

La Vie est belle / La Vita e BellaRoberto Benigni 監督・主演をまだご覧になっていなかったら是非どうぞ・・・

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by hiraidenaoya | 2005-01-29 00:44 | ■雑記 | Trackback | Comments(0)
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