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【宅配便】宅急便のヤマト、独走の裏側と“悩み”広がる自社物流への対抗と、企業物流参入の狙い(PARIS)

クロネコヤマトの宅急便の配送車(「Wikipedia」より/Tennen-Gas)ヤマト運輸(ヤマト)を傘下に持つヤマトホールディングス(HD)が羽田空港の隣接地に建設していた「羽田クロノゲート...


『羽田CGは同社が1400億円を投資して建設した、国内最大級の総合物流施設。最新の物流設備を導入、24時間・365日体制で、貨物の発送・入庫作業の同時処理と仕分けの自動化を実現しているのが特徴。』


『ジャストインタイム配送実現は、同社が今年7月3日に発表した「バリュー・ネットワーキング構想」に基づいている。この構想によると、羽田CGに1400億円、厚木・関西・中部の3ゲートウェイに各200億円の総額約2000億円を投資、「止めない物流」の実現によりサービスを強化するとしている。同社は、「1929年の路線便事業と76年の『宅急便』事業に続く3回目の事業イノベーション」だと胸を張る。』


『通販大手のアマゾンジャパンが宅配業務の委託先を佐川急便からヤマトへ変更した。荷主の業務委託先変更は、別に珍しいことではない。だが、それがネット通販大手のアマゾンという超大口荷主だったことから、「何があったのだ?」と業界内で話題になった。』

『ヤマトのサービス品質を支えているのが、全国約4000カ所の配送拠点数だ。これは佐川の10倍強、日本郵便の約4倍に上る。この配送拠点数の圧倒的な差が、2時間刻みの時間帯指定配達、不在時再配達の迅速対応を可能にし、荷物受取側の満足度の高さに繋がっている。』

『通販利用者は、不在時でも迅速に注文品を受け取れる仕組みがあることで満足感を高める。配送に対する満足感の高低で、通販会社への評価が分かれる。それは通販品の売れ行きも左右する。これが、荷物受け取り側の利便性を追求してきたヤマトが通販会社から選ばれるゆえんでもある』

『通販会社の売上高に占める物流経費は11~13%。メーカーの6~7%に比べ、倍近く高い。だからこそ、物流経費の削減は通販会社共通の経営課題になっている。

 このため、楽天もフランスの物流会社を買収し、在庫管理や配送業務を自前化する準備を進めるなど、通販業界の「自社物流化」の動きがこのところ顕著になっている。』





▼ヤマト運輸






▼宅急便

by hiraidenaoya | 2013-09-28 19:58 | 【今日のキニナル】 | Trackback