■山中のホテル・・・
19時を過ぎ、隣村につきました。簡単な地図しか持っていなく、村の中には大雑把な地図(看板)しかなく・・・ウチの彼女も疲れきっていてバスク語は喋る元気がなくなり(片言しか出来ませんが^^)、僕のスペイン語もかなり怪しくなり・・・
「フランス語で来ます?」といきなり、通りがかった女性に尋ねました。
「少しだけ・・・」と恥ずかしそうに。
「あの~このホテルを探しているのですが・・と写真つきの宿りストを見せました。
彼女は、ほとんど僕の手を引っ張るような感じで、ドンドン道を進んでいき、正面に見える小高い山に立っているホテルを指差しました。
「おお~!」←これは僕・・・
「この道は一方通行だから・・・むにゃむにゃ(←フランス語で後が続かない模様・・・)」
身振り手振りで・・・
丁重にお礼を言って村の広場を大回りするように山の方に向けて走らせましたが、先程の彼女、ずーっと見守ってくれていて、「そうそう、その道をまっすぐ行くのよ!」と手を振ってくれました。
まぁ、夏のヨーロッパ、19時は全然明るいので不安になるような感じではありませんが、疲れきり汗でびっしょり、さらに空腹・・・しかも今晩の宿はまだ決まっていない!というこの状態のときには・・・手を振ってくれた女性が"天使"のように見えました。
当然、カップルの方ならこの状況・・・かなり簡単に想像できると思いますが・・・"重い""暗い""深刻"な空気が僕らの間に流れていました。少しでもどちらかが気に入らないような事を言うものなら・・・・はい、かなりしばらく二人とも無言・沈黙状態を・・・。
Asteasuで民宿を探したときも、誰もいないひっそりした村で、偶然家から出てきた親切なおじいさんがわざわざ僕達を案内してくれて、おまけにウチの彼女のバスク語まで誉めてくれ・・・
バスクの人たち、皆、親切です!本当・・・
あそこだ~あっ!目指せ~っ!て感じで・・ウチのおんぼろイタリア老車に鞭打って!暑いのと、日頃走りなれていない都会の車なので、この旅はかなり苦しいみたいです・・・
着きました!
続く・・・・