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■シタールの神様 Ravi Shankar

先日、フランスはアルルArles (Bouches-du-Rhône)での話・・・

世界中のミュージシャンに影響を与えつづけている神様、シタール奏者のRavi Shankar(85歳) がアルル音楽フェスティバルの開幕特別公演(この日曜日)で娘のAnoushkaと競演するためにBeyrouthからMarseilleに飛行機Air Franceで・・・

彼が長年愛用しているシタール2本をAir Franceに預けたわけですが・・・現地に到着したときには、シタールの1本が半分に折れてしまっていました。神様はあまりのショックに、一時、公演中止とまで伝えられましたが、新たにインドからシタールを抱えてシタール製作者がかけつけ無事に娘との1時間半の競演が行われました。

僕の知り合いも、パリでの邦楽公演でJALを利用、琴を預けたのですが、パリの空港で受け取った時にはやはり表面部分が破損、危うく公演中止になるところでしたが、楽器はミュージシャンの命、本当に丁重・慎重に取り扱っていただきたいものです。

僕の場合は、電気が絶対に必要な楽器を使っていて、コンサートの前はかなりのストレスがたまります。停電にならないか、演奏中に雷雨にならないか、輸送中に楽器が壊れないか(スピーカーとオルガンを合わせると約300キロ近く)、運搬業者を頼むときは保険をかけるのですが、この楽器は1975年に製造中止になっているので、新しく手にいれるわけにはいかずでハラハラものです。
by hiraidenaoya | 2005-07-13 19:55 | 【音楽MUSIC】 | Trackback