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第2話 何故フランスにいる?

第1話からお読みくださいな!

「あなたは全然授業に出ていないけれど・・・この寄宿舎は授業に出てない人には住まわせるわけにはいけません!!」
「・・・・・」
「明日から授業に出ますか?
「????」
・・・この校長は昔ミス・フランス選ばれたと聞いた初老の女性。当時の面影は全然残してなかったけど・・・。

たまに出席した授業で隣にわざと座るアルゼンチンの少女が当時は凄くウットウしくて・・今考えると非常に残念なことをしたと思いますが。・・・毎日のようにリュクサンブルグ公園で日向ぼっこ。
しかしこんなことをしていても始まらないしと思い立ち、結局寄宿舎を出る決意をしてアリアンスの掲示板で住むところを探しました。

幸運にも予算ピッタリのフランス人家庭の間借しの物件を見つけ早速見に行きました。後でわかった話なんですが・・・・この間借りの部屋はかなりの競争率だったらしいのですが多くの人が場所を見つけられなかったらしいのです。実はこのアパートがある通りは真中に鉄道が走っていて道の名前が北と南と記されていたのです。ほとんどの人は南に行ってしまったみたいで・・・。
僕は動物的本能でこちらと決めて北側にたまたまあ行ったら一番乗りだったみたいで直ぐに決めてしまいました。

ここで何故僕がフランスに住もうと思わせる出来事が起こりました。

今まで日本では母親が全部してくれていたので、料理なんてオニオンも剥いた事も一度もなく、自分で洗濯をしたこともなかったわけで・・・とりあえず何とかして洗濯をして洗濯物をキッチン(このシステムは当時は非常に多かったのですが、キッチンの天井に洗濯干しが吊るしてあってロープで降ろしたり上げたり調節が出来る仕組みになっているのです。天井が4メートル近くもあるので干す時は降ろして、あとは邪魔になるので上にあげ・・・・料理のニオイが洗濯物にしみ込まないのかなぁと心配しましが・・。)にある日干しておいた靴下が数足ないではありませんか????どこに行ってしまったのって悩んでいる矢先にマダムが僕のことを呼びました。

「ムッシュ!お茶をいれたから一緒に飲みましょう!」
「喜んで!」(本人そう言ったつもりですが・・・はたして本当に通じているかは定かでありませんでしたが。)

サロンに行くと・・・・

お茶の横に丁寧にたたんだ靴下が置いてあり,マダムが身振りで・・・・
「穴があいてたのは縫って、汚れていたのはもう一度洗ったわよ!」って。
もう絶句。恥ずかしいやら嬉しいやらなんと言っていいのか分からずとにかくメルシーの連発をしました。
しかもその洗濯物の横にハヤシ・カレーのインスタント・ルーの箱が!
マダムがまた身振りで・・・(けっこう自分の都合のいいように頭の中で翻訳してしまってますが。)
「あそこにある大丸の食品コーナーで何が簡単に出来ますかって聞いてこれを勧められたので・・・・」(当時大丸はポルト・マイヨーにありました。もう店じまいしましたが。)
「日本を離れてもう1ヵ月半も経つから日本食が恋しいでしょ!」
これまた絶句でした。

続く・・・(何時になるかは・・・)
by hiraidenaoya | 2004-05-11 07:25 | ■連載