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第3話 何故フランスにいる?

第1話
第2話
からどうぞお読み下さい!!


やはり、言葉は勝手に理解してはいけないなぁ~、もっと言いたいことが言えたらなぁ~と真剣に思い、とにかく毎日8時間、フランス語独学が始まりました。
陽気もよくなり梅雨のないからっとしたパリの6月のある日・・・
ムッシュがいきなり僕の部屋のドアをノックしたかと思いきや入ってきて、
「ムッシュ・イライドゥ!ちょっと私といらっしゃい!」といきなり手をひっぱられ・・・外へ連れ出されました。
「あなたはもうかれこれ1ヶ月も部屋に閉じこもって勉強している。こんなに天気がいいんだから外に出て彼女でもお探し!」といいながらキオスク(街頭の本屋)でミシュランのガイドブックを買ってくれました。

そうだよなぁ~もともと努力(女の又に力と書く・・・・こんなことを書くとひんしゅくものですが・・・どうして?)という言葉が僕には欠落というより大嫌いなことを思い出します。

ある晴れた日曜日の午後、ガイドブックを片手にブローニュの森に読書に出かけました。アパートから歩いて30分くらいでしょうか・・・大きな池の芝生に腰を下ろして楽しそうに泳いでいる鴨の親子を眺めながら読書&日向ぼっこに興じました。
突然女性の声がして・・・
「REX戻ってらっしゃい!早く戻ってらっしゃい!」

どうしたんだろうと思って、本を閉じ池を眺めると・・・

犬が鴨の親子の後を追っかけながら泳いでいるではありませんか。池の周りの人たちは大笑いというか大喜び!
飼主は真っ赤な顔をして怒りながら「早くかえってらっしゃい!REX」を連呼。
・ ・・・こっちの犬に人間のように話しっけているマダムに感心。実際自分たちの犬や子猫はたまたうさぎを彼とか彼女とか呼びますから・・・
「昨日、彼女は調子が悪くて・・大変だったのよ・・・」
「あらお嬢さん病気で?」
「いえ、ウチの花子よ」
って具合でウチの犬とかウチの猫とか言わず、彼・彼女または名前を言います・・・
何度呼ばれても戻ってこないREX君。ギャギャ泣きわめくマダム・・・じゃなくて鴨たち!マダムはもう必死で声もかれてきます。
と突然・・・マダムが靴を脱いだかと思うと池に!!
見ている観客はもうたまりません。皆お腹を抱えて笑いこけています。
マダムはREXの後を、REXは鴨の後を、鴨の親子は必死でがなっています!!想像してみてくださいな!このシーン。

やっとの思いで首輪を引きずられて出てきたREX君とびしょびしょのマダムに拍手喝采!最高のスペクタクルでした。


続く・・・
by hiraidenaoya | 2004-05-14 18:40 | ■連載