第4話 何故フランスにいる?
第2話
第3話
からどうぞお読み下さい!!
毎日、日が延びていき、20時過ぎでも明るいパリを初めて実感。3月に着いた時となんと違うんでしょう!雪が薄っすらと屋根に残っていたパリ・・・・
何気に家の中がザワザワと落ち着かない雰囲気。
毎回僕はマダムに「これはフランス語でなんと言うんです?」と言いうフレーズを覚えて、機会がある度に尋ねてましたが、、、何となくマダムが面倒くさそうな顔をしてます。もちろん笑顔は絶やさないのですが・・・
小心者の僕としては・・嫌われてしまったのかしらん?とかまずい事を言ってしまったのかしらん?とか・・・・
そんな心配をしている中、玄関にスーツ・ケースやいろいろな荷物の山が出来上がりました。
(何だこれ?・・)って思っている後ろからマダムが・・・
「ムッシュ・イライドゥ!あなたにお願いがあるの!!」
「????」(まだなんと答えたら言いか分かりませんでしたのでタダ無言・・・)
「私達は明日からヴァカンスに出ます!その間、この家をちゃんと管理して下さいね!電話もとって!あさってはムッシュ・MM、その午後はマダム・TTが荷物をとりに来るのでココにおくわ・・・・」
(ひぇ~で、で、電話?!今までボディーランゲージで何とかやってきたのに・・・プラス知らない人に大事な荷物を渡さなければ!)
いきなりの大役で途方にくれている僕を察してか・・・・
「大丈夫よ!1週間したら私の娘がブルターニュから戻ってくるから。彼女はとっても親切で頼りになるわ!」(未だ見ずの噂のマドムワゼル!)
※注:この辺もまだまだ僕の想像が半分以上占めていてかなり勝手に解釈していたと思いますが・・・・
うぉ~!!マドムワゼル!!!しかもこんな広いアパートで二人っきり!!大丈夫!何かあったら僕が君のことを守るぜ。ベイビー!!
もぅ不安は消え去り1週間後が待ち遠しくて待ち遠しくて・・・・
「ボン・ヴォワヤージュ!ボン・ヴァカンス!」(良いご旅行を!良いヴァカンスを!!・・・昨晩一生懸命覚えたフレーズ。BとVの区別もつかないまま、、、。何とか通じてほっ・・・)
マダムとムッシュにお別れの挨拶をしてドアを閉めました。
続く・・・