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■SDF(ホームレス)に厳しい季節が到来(2)

オペラバスティーユ(パリ)の前で一人のホームレスSDFがハンストを行なっているといると聞きました・・・



彼の名前は、JEAN-PAUL FANTOU(ニックネームはCLOCHEMAN)、昨日で33日目のハンスト(GREVE DE LA FAIM)。
政府に対して、"春到来"(法律上では4月1日から)でいきなり存在を忘れ去られてしまうようなSDF(SANS-ABRI)の対処政策改善を訴えるためのハンストなんだそう。

この冬に、12人のSDFがフランスの路上で死亡。『ウチの中央暖房は効きすぎて暑いなぁ〜』とTシャツ1枚で文句を言っている自分が愚かに見えました。

『Mouloud—住民に愛されていたホームレス。』
OVNI編集長、佐藤真氏の記事(N°584 2006年3月15日)が印象に残っています。

インタビューをされたあるSDFが『零下になる冬に外で寝るのは厳しい。少しだけでも辛さと寒さを紛らわすために酒も飲む。孤独との戦いだから、犬を連れる。犬もダメ、酒もダメと言われたら暖かい一時収容所も牢獄のよう。だから自由の路上を選んでます。でも、もっと辛いのは、冬が去って、沢山の人たちが僕らの存在を忘れてしまう事。”こんにちは!”の通りすがりの人たちの言葉は真冬の暖かいスープにも代わります。』と答えていました。

現代化がどんどん進むフランス。大企業は利益を上げるためにますます人権費の安い国に工場を移動させ・・・ディプロムををとっても職がなく、高学歴すぎると言われるので学歴を低くして職を探す人たちも少なくなかったり、人種差別で全く仕事をもらえなかったり。

外国人としてかなり長い間(30年)このフランスで生活してきましたが、自分の年齢とともに、この現代フランス事情の中、不安が募る一方の今日この頃です。

【参考サイト】
メトロ(フリー情報誌)METRO FRANCE


【関連記事】
■SDF(ホームレス)に厳しい季節が到来(1)
by hiraidenaoya | 2006-04-19 19:31 | ■フランスを垣間見る | Trackback | Comments(2)
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Commented by gromit4691 at 2006-04-19 23:04
何だかお寒いFranceですね;Franceで暮らしている日本人の方で、お仕事されてる方は余程努力をされているとしか思えません。
NAOさん、30年もお住まいなんですの?尊敬の眼差しを送ってしまいます。私は1年しか住みたいと思わないです;大好きなんですが、現実問題私には無理だなて。スローライフが似合わないですからね。。。
Commented by hiraidenaoya at 2006-04-21 00:08
■ gromit4691さん
急ぎ・忙し過ぎて、健康を害さないように、気をつけてくださいね。

NAO