■フランスで生活する日本人【9】
萩原 良子 (はぎわら りょうこ)
【生年月日】
1978年4月29日
【出身地】
神奈川県
【フランス滞在歴】
7年
【現在住んでいるところ】
ピガール。トリュフォーの伝記を読んだり、色んな映画を見て、私の中ではパリ=モ
ンマルトルなんです。お金持ちになっても9区からは離れません。
【生活手段】
映画の字幕翻訳、オデオンにあるHaremというアクセサリーショップでバイト、最近は女優業で小金を稼ぐ。
【活動】
頼まれてもいないのに来たフランスで頼まれてもないのに女優を目指す。
【家族構成】
平和に離婚手続き中。
【何故フランスにいる?】
映画がいっぱい見たくてパリに来たら、居着いてしまった。
【フランスの好きなところ】
日本よりモテる!
華奢じゃなくてもオッケー!
マージナルという形容詞が否定的ではない。自分でいても社会から追放されない気が
する(今のところは)。
世界中とつながってる感じがする。
フランスが好きというより、パリが好き。モンマルトルの丘からパリを見下ろすと
「なんだかんだ言って、こんな街を作っちゃったフランス人ってスゴい」って思う。
【フランスの嫌いなところ】
自転車を2ケ月連続で2台盗まれた。
メトロで後ろから飛びゲリされた。
急性盲腸になった時、「外科医スト中」と言われた時は参ったな〜。
ほぼ毎日「ニーハオ!」とバカにしたように声をかけられる。
猿孤児を大統領に選んでしまうとこ。
【好きなフランス料理・食材】
色々あるけど、日本に帰国した時恋しくなるのはパン屋さんにあるもの系。
あとはブダンとかアンドウイエット、アンドウイユなど臭いもの系。
【嫌いなフランス料理・食材】
嫌いな食べ物というのはないけど、外食をすると「この値段でこれ?!」っていうも
のが多すぎる気がする。
日本は外れが少ない。
【今後の予定】
日本人初セザール賞受賞もしくはコメディーフランセーズ専属女優になる!
とりあえず女優業で食べていけるように、日々頑張ろっと。。。
【今欲しいもの・したいこと】
恋!!!!
【その他】
住みたい国に住んで、やりたいことやってる自分。。。たまにしっぺ返しがくるんじゃ
ないかと怖くなるけど、1度しかない人生、本能のおもむくままに生きてみようっと!
On verra bien !

彼女の知り合いのプロカメラマンがテスト撮影した作品。『スッピン、あっという間に撮られたテスト作品だけど、プロの光の捕らえ方ってスゴイよね!』(本人談)


彼女とはじめて逢ったのは、アクセサリーが欲しいから友達の働いている素敵なパッサージュのアクセサリーセレクトショップにつき合ってと言われノコノコとついて行った6月18日、マッカートニーSir James Paul McCartneyの誕生日。
ビートルズと大きく書かれたTシャツをさりげなく着て接客をしていた彼女。迫力!エネルギッシュ!そして繊細!・・・が第一印象でした。(ビートルス、北野武、ダリダ、クリント・イーストウッドが好きな人に悪い人はいない・・・僕の偏見)
『恋がしたい!!』と食事の間も、食後のキャフェでも喚いていた良子ちゃんですが・・・
あばたの"恋人"はブ・タ・イ(舞台)!!
フランスにおいて、アジア人の女優業は決して簡単でなく、いつまでたってもゲイシャ、パリの道に迷ってオロロする観光客、変な日本レストランのサービス係、怪しいマッサージサロンの女的な役ばかり・・・偏見だらけ・・・良子ちゃんが大きく羽ばたいてくれる事を切に望みます。
*前回の國米ろうりん(Loline KOKUMAI)の僕が撮った写真を観た、僕の友達からTELで・・・
『NAOの写真の撮り方ヘタ! ろーりんが老けて見える!』と言われ・・・かなり凹みましたが・・・
僕はプロじゃないし、毎回、写真を撮る時はほんの数秒(言い訳がましいですが・・・笑)、僕の感じたままの人を収めたいと思いシャッターを、なので・・・
今回の良子ちゃんの写真もそんな感じで、食後のキャフェのときに彼女の"恋話"を聞きながらシャッター・・・
【フランスで生活する日本人】